フラクタル心理学：心の解剖生理学

フラクタル心理学講師の白鳥です

看護学生時代に精神科実習に行きました。
１９歳だったか２０歳だったか…今から約２０年前です。

ある女性が何かを踏みつぶすようにして歩いていました。

「〇〇さん、どうされたんですか？」

「蟻（あり）をつぶしているんです。」

…

私には蟻が見えない。

〇〇さんの世界には蟻がいるようです。


私にもちょっと似たような経験がありまして、
母が亡くなる数日前だったか、天井に大きな蜘蛛がはっているように見えました。

しっかり形があるわけじゃない。

でもモゾモゾと大きな影が動いていて、
「ああ、幻覚とか幽霊ってこういう感じなんだ、私の意識なんだ」

病院で命の危険など究極の場面に立ち会うこともあったせいか、
ときどき物事を客観視して冷静になろうとする自分がいて、
モゾモゾと動く影を見ながら、一方でフラクタル心理分析していました。

私の不安が蜘蛛を創っているんだな…



さて、同じ空間にいても人は違うものを見ています。

ある人は空の雲を見上げボーッと空想している。
ある人は立ち並ぶビルを見て「いつか自分もあんなビルを手にいれたい」と思っている。

雲をボーッと眺めている人の意識にはビルは存在せず、
ビルを見ている人の意識にはそのとき雲は存在しない。

同じ空間にいながら存在させるものが違う。


同じ空間にいながら〇〇さんは蟻を存在させ、
私は何もないツルツルの床を存在させていた。


Ａさんのお姉さんが統合失調症で、そのお姉さんに
「あなたは１番のＡちゃん？２番のＡちゃん？３番のＡちゃん？そのうちの誰？」と言われたと。

「思考が現実化する」なら、要は何を現実化させたいかですね。

１番のＡちゃん、２番のＡちゃん、３番、４番…ありとあらゆるＡちゃんがいて、
たくさんの可能性のなかから「これがＡちゃん」と選択する。


１．優しいお父さん
２．暴力的なお父さん
３．神経質なお父さん
４．働き者のお父さん

フラクタル心理で思考を変えるなら、

２．暴力的で大嫌いだったお父さん→→→４．働き者の素晴らしいお父さん

に、認識が変化するからおもしろい。

こうなると本当のお父さんはどこにいるのでしょう？？


学生時代に解剖生理学を学びましたが、心の解剖生理はありませんでした。

意識にも構造があるようだ。
構造が分かれば、変えることもできる。

精神科の先生方、一度フラクタル心理学を学ばれたらいいのではないかと思います。
（精神科の先生でも「前世」を信じている方いらっしゃいますからね…その考え変わりますよ。）

フラクタル心理学を学ぶ看護師さんが多いのは、
学生時代の勉強や日々の臨床で分からなかった心の構造が明らかになるからです。

経験ある中堅看護師さんなら「これ、すごい！」と分かるはず。
フラクタル心理学をまだ知らない看護師さん、ぜひいらしてくださいね。


昨日私は道を歩いていてブルガリのお財布を拾いました。

ちょうど近くに警察があったので届けると、結構なお金が入っていた。
お名前が分かるものが入っていたので落とし主に届きそう。

同じエネルギーを使うなら
蟻を登場させるより、やっぱりお金がいいなぁと思った私でした。

でも、、、段々分かってきたのですが、
「虫」を登場させるほうが割と簡単なんですね。



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